2020年12月09日

南部連合の将軍像を撤去

 military.comによれば、バージニア州立軍人養成大学(The Virginia Military Institute )は月曜日、南部連合のトーマス・ストーンウォール=Eジャクソン大将(Gen. Thomas “Stonewall” Jackson)の有名な像を撤去しました。これは今秋に公立大学をかき乱した組織的なレイシズムの申し立てのあと、着手した計画です。

 午前9時45分頃、クレーンが新入生がかつて敬礼を要求された、本人よりも大きな像をむしり取り、地面へと吊り上げました。少数の群衆がジャクソンがかつて教えたレキシントンのほとんど空っぽのキャンパスで静かに集まり、無言で雪が吹きすさぶ中を見守りました。

 学校の委員会は10月、ワシントンポスト紙が、アメリカで最古の州立軍大学であるこの学校にある「敵意の雰囲気と文化的な無関心」を説明する記事を出した後で、像を取り除くための投票を行いました。記事は、リンチの脅しとクラスで父親のクー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan)の会員の思い出話をする白人教授などの事件を詳しく説明しました。

 ポスト紙の記事は同校の最高責任者、J・H・ビンフォード・ピー三世退役陸軍大将(Gen. J.H. Binford Peay III)の追放させ、州当局が生徒の申し立てを調査するめに外部企業を雇うことに関与することを促しました。

 ピー元大将の辞職以来、同校は退役陸軍少将のセドリック・ウィンズ(Cedric Wins)が暫定的な最高責任者を務め、その役割を務める最初の黒人リーダーになると発表しました。学校の委員会は常設の多様性オフィスの設置を含めた、その他の変更も行っています。

 「過去181年の同校の歴史はよく記録されています。ストーンウォール・ジャクソンとレキシントンと教官としての大学とのつながりはその歴史の一部です」とウィンズは月曜日に声明の中でいいました。しかし、「大学はこの像によって定義されませんし、それはこの動きが適切な理由です」と彼はつけ加えました。

 同校は、像は生徒が多数死傷した戦場の南北戦争博物館の近くに再配置されるといいました。台座を取り除き、新しい場所を準備するために作業が続く間、像は月曜日に保管されたと、学校の広報、ビル・ワイアット(Bill Wyatt)はいいました。

 像は過去に議論の的になりましたが、学校は7月に学校の簡素で、歴史的な兵舎の前に置き続けることを約束していました。

 ミネアポリス市でのジョージ・フロイド(George Floyd)の殺害に引き続いた、南部連合の記念碑を除去する動きの中、一部の生徒と卒業生は像の除去を求めました。

 ピー大将はその時、学校は宣誓の儀式を南北戦争の戦場から場所を移転するような、いくつかの長年の伝統を変えるといいました。しかし、彼は奴隷を所有したジャクソンの像を移動したり、南部連合の指導者を讃える建物の名称を再考しないといいました。

 「過去の偶像の問題に立ち向かっている多くのコミュニティと違い、当校は現在の騒乱の主題である多くの歴史的人物と直接のつながりを持ちます。ストーンウォール・ジャクソンは当校の教授であり、メキシコ・アメリカ戦争で戦闘で軍務を務めたウエストポイントの卒業生であり、軍事の天才で、誠実なクリスチャンで南部連合の将軍でした」とピー大将は7月に書きました。

 変化は1990年代に、大学にやって来るのも遅かった。学校が女性を入校させようとする連邦の努力に対抗する人目をひく戦いで、6年間を費やして、数百万ドルを費やしました。

 最高裁は最終的に、学校が税金を受け入れるなら、女性を受け入れなければならないと判決しました。委員会は私立に変わり、男性のみのままでいるよりは、女性を受け入れると9対8で票決し、女性を排斥する最後の州立大学でいるという学校の長きにわたる追求を終えました。

 2015年、大学は新入生が通過するたびに像に敬礼することを要求されるのを止めました。

 像は学校へ1912年に、同校の最初のユダヤ人候補生で、ニューマーケットの戦いの退役軍人、彫刻家のモーゼス・エゼキエル(Moses Ezekiel)により贈られたと、学校は発表でいいました。バージニア州南北戦争博物館(the Virginia Museum of the Civil War)とニューマーケット戦場州立歴史公園(New Market Battlefield State Historical Park)への像の除去と再設置は209,000ドルかかり、資金は大学の施設整備・活動口座から支払われます。

 故人の夫が1962年に大学を卒業した、キャロライン・ウォレル(Carolyn Worrell)は月曜日に作業を見るために集まった少数の人々の中にいました。学校は除去が行われることを公に開示しませんでしたが、ウォレルは知らせを受けて駆けつけたといいました。

 白人のウォレルは、彼女はポスト紙の記事が正確に、彼女の息子も通った学校を描写したとは考えないといいました。

 「このことすべてを引き起こしているのは民主党の権力探求です。彼らは歴史を冒涜しています。彼らは歴史から離れようとしています」と彼女はいいました。

 声明の中で、ウィンズ大将は、像を撤去する決定は、問題の両側に対する強い意見を呼び起こしていたというのは控えめな言い方だろうといいました。

 「過去181年間にわたり何度も、学校は適応し、変化しています。毎回、我々はよりよく、より強い機関になっています」。

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 ウォレルがどう言おうと、学生や卒業生の間から同じような見解が出ていて、それが報道につながっているのだから、人種差別の文化がこの学校にあるのは間違いないと思われます。

 米軍は過激主義を排斥する基本方針を堅持しています。過激主義の代表は「白人至上主義」であることは、軍の資料を読めばわかります。つまり、ジャクソン大将の像は白人至上主義の最たるものです。民主党に関係なく、軍は過激主義を排斥しようとしています。

 ジョー・バイデン次期大統領が初のアフリカ系米人、ロイド・オースティン大将を国防長官に指名したように、軍の変化はもはや避けられません。すでに空軍参謀長もアフリカ系の人物が務めています。

 変化は避けられず、避けようとすべきではありません。
posted by スパイク通信員 at 18:50| Comment(0) | 日記