2021年02月08日

米軍が過激主義団体の参加で処罰へ規則を変更か

 military.comによれば、ギャングやヘイトのグループへ積極的に参加することを禁じながらも、メンバーになることは禁止しない、施行されて10年間近くになる国防総省の規則は、近々更新されるかもしれません。

 軍の隊員の中の反政府・抗議活動の取り扱いに関する2012年の国防総省の方針は、兵士が至上主義者、過激主義者や犯罪組織の思想を擁護する組織のメンバーになることを禁止しません。規則によれば、禁止されるのはグループに「積極的に参加」することです。

 国防当局が軍隊内の過激主義の問題に取り組んでいるため、それは変わるかもしれないと、国防総省の主席報道官は金曜日にいいました。

 「団体の構成員であることは軍の中の貢献に合致しないとはみなされません」とジョン・キルビー(John Kirby)は記者にいいました。「それは構成員であることで何をするかという問題です。私はこの議論が進んでいるところを何にしても予言しようとしませんが、構成員であることは、(国防長官と統合参謀本部議長が)検討すると確かに期待するものだと考えます」。

 ロイド・オースティン国防長官(Defense Secretary Lloyd Austin)は今週、これからの60日間以内に軍隊内の過激主義思想の問題に対処するために「注意喚起」を実施するよう各軍に命じました。1月6日の米議会議事堂での暴動の結果なされた逮捕者には1ダース以上の退役・現役隊員が含まれます。軍に関係がある者たちの一部はオース・キーパーズ(the Oath Keepers)のような、軍隊や法執行官をその集団に持つと宣伝する反政府グループである民兵グループに所属するとされます。

 指名承認公聴会の間にオースティンは、1990年代に彼の陸軍部隊の中のスキンヘッドに対処した、中佐としての彼自身の経験に言及しました。彼はレイシストと過激主義者の集団を排除すると誓約し、キルビーは指揮官たちはいま、そうすることについてどうするのかが最善かを議論しているところだといいました。

 国土安全保障と過激主義の専門家たちは木曜日、議会で証言し、国内の暴力的過激主義グループの活動と脅威の急増を議員たちに警告しました。それは現役隊員と退役軍人を積極的に徴用しようとしたり、彼らのメンバーを訓練のために軍隊に入れようとする民兵グループを含むと、元国土安全保障省当局者だったエリザベス・ニューマン(Elizabeth Neumann)はいいました。

 議会の退役海軍中佐であり、ジョージア州の共和党下院議員のアンドリュー・クライド(Rep. Andrew Clyde)は、州軍のメンバーがワシントン特別区での大統領就任式を警備する任務に先立ち行われたのと同じように、過激主義者とつながりがあるか兵士を審査するアイデアに苛立ちました。

 政府が承認しない思想を罰するジョージ・オーウェル(George Orwell)のディストピア小説「1984」に言及し、「『思想警察』みたいです」とクライドはいいました。

 金曜日に過激主義に対する軍隊の焦点は、軍隊内の保守主義者を一掃するために政治的なリトマス試験をはじめるのかどうかと尋ねられるとキルビーは、その主張は「完全に事実無根で虚偽です」といいました。

 「これは政治の話ではありません」とキルビーはいいました。「我々は兵士に投票するよう奨励し、自分で選択して政党に登録するよう奨励します。彼らはアメリカ国民なのですから、我々は彼らが投票すること、選挙プロセスの中で声を出すことを明確にするために特別な努力をします」

 「何を信じるかの話ではなく、それらの信条で何をするかなのです」。

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 クライド下院議員の意見は受け入れがたいものです。ドナルド・トランプのホラを簡単に信じ込んで、議事堂を攻撃するような者たちに「思想」を認めるのは困難です。リベラル派が子供を誘拐して、体内物質アドレノクロムをとり出して殺し、自分たちの若返りに利用しているとか。トランプはタイムトラベラーで、他の惑星から来て、影の政府と戦っているとか。バカな話を容易に信じ込むような者たちに、表現の自由を認めても仕方がないことです。オウム真理教が問題になったときも、表現の自由や信教の自由を盾にしたものですが、彼らがやったのは単なる破壊行為でした。

 過激主義のグループに参加するだけでは処罰されないという軍の規則は直ちに改正して、処罰できるようにすべきです。米軍に過激主義は必要ないし、もともと、禁止しているものです。参加したけど活動しないなんてことを信じるわけにはいきません。

 この種の問題は放置すれば、過激主義が軍隊にはびこり、やがて、仲間を撃つようになります。また、外国に容易に利用されるようになります。事実、ロシアは米軍の隊員にさまざまな間違った情報を吹き込もうとインターネットを活用していると、かねてから主張されています。
posted by スパイク通信員 at 11:12| Comment(0) | 日記