2022年03月04日

ウクライナに侵攻したロシア軍が動かない理由

CNNがロシア軍の車列がキエフの北で止まっている理由を「ウクラナイナ首都の外の40マイル長のロシア軍の車列について知っていること」という記事で報じました。

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 4日間、キエフ住民らはウクラナイナ首都を攻撃するために到着したロシア軍の戦車、装甲車と牽引式大砲に気持ちを引き締めていました。

 数日後、彼らはまだ待っています。

 木曜日、米情報機関は到着車列がキエフから同じ距離で止まったままで、ウクラナイナ政府とイギリス国防省両方の主張を裏づけました。

 「我々は誰もが注視する車列が止まっていると評価しています。我々は、彼らがそれを攻撃したことで停止した、それに寄与したというウクラナイナ人の主張を疑う理由を持ちません」と米高官は記者に言いました。

 その日早くに、イギリス国防省は車列はキエフの外、約30kmで停止し、過去3日間、僅かに認識できる進展しかしなかったように見えると情報を引用しました。

 「ロシア軍の大車列の中心部分ら街の中心部から30km残して前進し、頑強なウクラナイナ人の抵抗、機械の故障と渋滞により遅れています。車列は過去3日間、僅かな進展しかしていません」とイギリスの声明は言いました。

 米国防総省報道官、ジョン・カービー(John Kirby)は水曜日夜、ロシア軍のキエフへ向けた広範囲の進軍は止まったままだと言い、包囲下になるかもしれない街に支援を得られるための手段がなくなっているかも知れないという重大な懸念があると言いました。

 米国防高官は記者に、車列は燃料と食料が不足しているかもしれないが、アメリカはロシア軍は間違いと失策から再び学び、克服しようとするだろうと評価していると言いました。

 車列の停止した進軍はロシア軍に複数の戦略的問題を作りかねません。

 第一に、キエフに対する主要な攻撃用のロシア軍の重要な補給線であるため、侵略に対して反撃するウクラナイナ軍にとっては非常に大きな座り込んだ標的です。

 第二に、同時に何日も40マイル長の交通渋滞の中で座っていることは、主要な軍事作戦に先立って、ロシア兵の士気と規律に打撃を与えかねません。

 フィンランドの軍情報機関の副局長を務めたマッティ・カリ(Martti Kari)はCNNに、このように足止めされるのは二つの理由で士気に悪いと言いました。「第一に、ウクラナイナ人は車列を攻撃できる無人機と航空機を持ちます。第二に、同じ場所でブラブラしていると、考え方にに影響する噂が広がります。そのため、神経質になり、披露します。これは悪い組み合わせです」。

 車列はプーチンの主要な同盟国で、彼らが合同演習と呼んだものを行うためにここ数週間で大量の兵士を移動していたベラルーシを経由してウクラナイナに入ったと考えられます。演習が終わった時、兵士たちは去らず、衛星写真らロシア軍がこの国での軍隊の駐留を増やしたことを示しました。

 ウクラナイナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(President Volodymyr Zelensky)は水曜日の夜、激しいウクラナイナ人の抵抗がロシア軍の士気を下げたと主張しました。

 「我々から、あなたたちから、ますます占領者はロシアへ逃げ帰ります。我々は何年も立ててきた計画を、敵の計画を一週間で打ち破った国家です」と彼はフェイスブックの投稿で言いました。

 車列についての最新の評価は、ロシア軍が498人の兵士が死に、別の1,597人が負傷したと言って戦争の最初の犠牲者数を発表した後に来ました。木曜日のイギリスの声明は、死傷者の実際の数は相当に高く、あがり続けていると言いました。

 クレムリンの報道官、デミトリー・ペシュコフ(Dmitry Peskov)は木曜日の朝、ロシア軍の犠牲者について多大な悲痛を表明しました。

 しかし、ロシアはウクラナイナ南部では大きな抵抗にあっていないとみられます。そこでは、戦略的に重要な街、黒海のヘルソン(Kherson)の市長はロシア軍が支配したと示しましたが、主張は争われるままです。

 さらに、重要な南東部のウクラナイナの街、マウリポリ(Mariupol)は木曜日にロシア軍が手中にし、モスクワは国の南部の支配を固めようとします。

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【私のコメント】

 南部でロシア軍が前進できているのはウクラナイナ軍の抵抗が少ないためとは驚きです。もっと、この方面の情報がほしいところです。

 すると、ウクラナイナ軍がまともに戦ったらロシア軍には勝ち目がないのかという疑問が湧きます。もちろん、この記事の見解が十分に正確かという問題はありますが、インターネット上で手に入る現地の映像を見ると、ロシア軍にかなりの損害が出ている可能性は否定できません。

 国内放送で防衛省の研究所の専門家が、占領が遅れているという断片的な情報に頼るべきではないと述べていました。ロシア軍の支配地域は日々広がっているとも言いました。米軍がイラクに侵攻した時は時速30kmで前進しており、ロシア軍もそれに近いといった発言もありました。しかし、イラク侵攻時は米軍は抵抗を排除しながら進みました。ロシア軍はかなりの抵抗を受けています。そうした映像が公表されています。また、昨日書いたように、ウクライナを占領するにはロシア軍の動員数は明らかに足りません。進めば進むほど手薄になる計算です。

 ウクライナ軍は米軍からリアルタイムで情報を受け取っており、ロシア軍の位置を知り、的確に攻撃できているようです。キエフの北にある補給基地3ヶ所の位置も知っています。ここを破壊するだけで、ロシア軍のキエフ攻略は不可能になります。現在、そういうウクライナ軍の活動が進んでいるかもしれません。虎の子の第一親衛戦車軍がハリコフで敗北したとの情報もあります。これらの情報はいずれ真偽が明らかになるでしょう。現在できるのは、浮上する情報を記録して、近い未来を推測することです。
posted by スパイク通信員 at 18:11| Comment(0) | 日記